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カテゴリ:リウマチ科

あなたはリウマチではない (財界さっぽろ リウマチコラム第3回)

当院にリウマチを調べに来られる患者の9割が女性で、驚くことにその8割はリウマチではありません。年齢で最も多いのは40〜60歳です。この年代はリウマチの好発年齢ですが、女性ホルモンの低下していく「更年期」とも一致します。実はリウマチではない関節痛の多くが、更年期の症状なのです。

かつて私はリウマチの診断に至らなかった人に「年齢的なもの、老化です」「使いすぎによる磨耗です」などとお話し、痛み止めを処方して「リウマチではなくて、よかったですね」とお伝えしておりました。しかし「その先」の対処法についてお応えできておりませんでした。

更年期関節痛で最も多いのは指先の関節、第一関節の痛みです。そこが腫れたり、変形してきたものを「へバーデン結節」と言います。この変形が起こる人と起こらない人はどう違うのか。大豆イソフラボンという更年期女性に効果がある栄養素があります。大豆イソフラボンは、エクオールという女性ホルモンに類似した物質に変化しないと効果が出ませんが、この変化に「善玉」腸内細菌が必要なのです。この善玉菌がない人がエクオールを作れず、女性ホルモン低下作用が強く出て、へバーデン結節を起こすといわれています。

この違いは検査で判別でき、エクオール補充で実際に関節痛がよくなる人がおられます。根本的な解決には善玉菌を育てる「腸活」が必要です。当院ではそれらの対処法の他、副作用の少ない鎮痛剤サポーターによる保護などの、リウマチを除外した「その先」の説明を行うようにしています。

まずは関節痛の原因の見極めが大切です。更年期関節痛なのにリウマチと診断され、必要のないリウマチ治療をされている人にも遭遇します。更年期に該当しない女性や男性の場合、膠原病や痛風など、その他の原因もあります。しっかりとしたリウマチ専門医にご相談下さい。

 

第1回「リウマチの症状について」はこちら

第2回「リウマチの診断について」はこちら

第4回「リウマチが難病である理由」はこちら

第5回「リウマチの治療について」はこちら

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