10月に入り、肌寒く感じる今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて表題にもありました通り、食欲の秋がやってまいりました。
スーパーの鮮魚コーナーでは生鮭や生筋子が販売され始めましたね。
私の祖母は毎年生筋子を自宅で処理し美味しいいくらの醬油漬けを作ってくれます。
YouTubeなどで魚の扱い方・調理方法を紹介された方がいたため、若い世代でも関心を持ってやってみようとチャレンジしている子もいるようです。
実際に私の妹(現在高校2年生)もここ数年は毎年生筋子を処理していくらの醤油漬けを作ってくれます。
では、いくらを食べることでどのような効果があるのでしょうか。
①EPA(エイコサペンタエン酸)
動脈硬化を抑える効果があるといわれています
②DHA(ドコサヘキサエン酸)
人が考えたり体を動かしたりするのに欠かせない成分です
③アスタキサンチン(いくらの赤い色素)
体をまもる抗酸化作用があると言われています
そして、いくらはプリン体が多く含まれているイメージを持たれている方も多いと思われますが、実はそうではないのです。
「日本痛風・核酸代謝学会」が編集した「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版(2012年追補ダイジェスト版)」によると、痛風の食事療法として1日400ミリグラムを目安にしたプリン体の摂取制限が推奨されています。
また、食品100グラム中のプリン体含有量が300ミリグラム以上を「極めて多い」200~300ミリグラムを「多い」と分類しており、具体的な食品としてレバー類(210~320ミリグラム/100グラム)、白子(300ミリグラム/100グラム)、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210~270ミリグラム/100グラム)が挙げられています。 これらと比べるとイクラのプリン体含有量は極めて低く、100グラム中に含まれるのはわずか3.7ミリグラム。前述の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、プリン体の含有量に応じて食品を4つのランクに分類しており、イクラはもっともプリン体の少ない「50ミリグラム以下・極めて少ない」に該当するのです。
身体にとってうれしい効果があり、プリン体も少ない食材なのでこの秋是非堪能したいですね。
ですが何事も度を過ぎると身体に良くないので、食べすぎは禁物です(^^)