シリーズ化させていただきましたリウマチ患者さんの災害時の薬の服用についてご紹介していきます(‘◇’)ゞ
『Part3 生物学的製剤』
生物学的製剤は、薬によって投与方法や投与間隔が異なります。①薬の名前、②投薬間隔、③医療機関に行く必要があるのかを把握しておくと安心です。（1週程度の休薬で、症状が急激に悪化することは少ないとされているため、焦らず対応してください。）
また生物学的製剤の注射製剤は、冷所保存となっています。遮光下で室温(25℃)にて約2日間までは品質に問題ないとされていますが、使用する際には医療機関に確認してください。また直射日光、40℃を超える高温、冷凍の条件では使用できませんのでご注意ください。
また災害時は、かかりつけの医療機関を受診することができない可能性もあります。主治医以外の診察をスムーズに受けられるよう、ご自身の病状や服用している薬の名前・種類を分かるようにしておくといいでしょう(^-^)
避難し、手元にお薬がない場合は、最寄りの災害拠点病院 などで処方してもらいましょう。日頃から、少し余るくらいの薬をもらっておくと安心かもしれません。以上、3回にわたって災害時の薬の服用についてご紹介させていただきました。少しでも災害時の薬に関して、参考にしていただければ幸いです。
まだまだ、寒さが続いてあります。コロナに加え、インフルエンザも心配になる季節です。今後も感染症対策に努め、風邪など引かれませんようにどうかご自愛ください。