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カテゴリ:医療コンシェルジュより

二十四節気とは

あっという間に2月に入ってしまい、年々1年が早くなっている感じがします。

コロナもオミクロン株が猛威を揮っている今日この頃ですが、皆様の体調はいかがでしょうか?

まだまだ気が抜けない日々が続いていますが、手洗い・マスクでしっかり予防していきましょう!

さて、立春や冬至などは良く知られていますがこの呼び名を二十四節気の1つとご存知でしょうか?知っていても、あと22個あることはご存知ですか?

お家時間が長くなった最近、ちょっと気になったため調べてみました。

まず、二十四節気とは・・・太陽の黄道(こうどう)上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して約15日ごとに分けた季節のことです。全体を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けて、節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配しています。【*黄道:地球から見て太陽が移動する天球上の通り道のこと。黄道を360度に分けたものを黄径(こうけい)といいます。春分を黄径0度として、15度おきに24の節気が設けられています】

冬至 から始めて黄道を12等分した点を中気といい、中気と中気の中間点を節気といいます。古代中国では、月の満ち欠けに基づいた太陰暦が使われていました。
しかし、太陰暦は太陽の位置と無関係なため季節の間にズレが生じてしまいました。農作業などでは春夏秋冬の季節を正しく知る必要があるため、中国の戦国時代に太陽の動きを基にした「二十四節気」が考案されました。1年の長さをを12の「中気」と12の「節気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられたのです。日本では江戸時代の暦から使われています。

次に、それぞれの月の二十四節気をご紹介します。

・1月⇒5日:小寒 20日:大寒 ・2月⇒4日:立春 19日:雨水 ・3月⇒5日:啓蟄 21日:春分 ・4月⇒5日:清明 20日:穀雨 ・5月⇒5日:立夏 21日:小満 ・6月⇒6日:芒種 21日:夏至

・7月⇒7日:小暑 23日:大暑 ・8月⇒7日:立秋 23日:処暑 ・9月⇒8日:白露 23日:立秋 ・10月⇒8日:寒露 23日:霜降 ・11月⇒7日:立冬 22日:小雪 ・12月⇒7日:大雪 22日:冬至

となっています。

聞きなれない節気もあると思います。そこで今回は、4月5日の清明と9月8日の白露の意味をご紹介したいと思います。

4月5日 清明・・・および穀雨までの期間。太陽黄径15度、春分から数えて15日目頃。

春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもの。
万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。この頃はの花が咲きほこり、お花見のシーズンでもありますね。南の地方ではつばめが渡って来る頃。雨が多い時季で、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。沖縄では「清明祭(シーミー)」といって、墓前に親族が集まり、酒・茶・お重を供えた後、皆でご馳走をいただく習慣があるそうです。

9月8日 白露・・・および秋分までの期間。太陽黄径165度。処暑から数えて15日目頃。
この日から仲秋になります。 草の葉に白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。野には薄の穂が顔を出し、太陽が離れていくため空が高くなるなど、本格的な秋の到来を感じられる頃です。日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。

日本には、季節ごとにこのような二十四節気があるという事を今回知りました。漠然と、春分や夏至を聞き流していましたがお家時間が増えた今、日本の色々な事を調べてみるのも面白いかと思います。

 

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