雪もいっきに溶け出してきて嬉しい反面、道路がぐちゃぐちゃの水浸しになっていて歩きにくい季節となりました。
関東の方では、桜の開花宣言が出たりすっかり日本は春になってきましたね。あとは、コロナが終息すれば・・・
さて、題名にもありますが今回は桜餅🌸のお話をしてみようかと思います。
お雛様の頃から、出始める桜餅。北海道は、道明寺粉(道明寺粉は、もち米を主原料とした和菓子などによく使われる粒状の食材です)を使った桜餅が主流ですが、実は関西方面の桜餅ということはご存知でしょうか?
なぜ、東日本の位置にある北海道が関西風なのかご存知でしょうか?所説あると思いますが、歴史的に北海道は関西方面とかかわりが深かったからと言われています。
江戸時代中期以降、北海道の沿岸各地には関西、とりわけ近江国の商人が続々と進出し、昆布やニシン、ナマコなど北海の海産物を製品化、日本海航路で北陸方面、さらには瀬戸内海を航行して大坂方面に出荷した。一方で関西とのつながりで、北海道には西日本の文化が持ち込まれた。いわゆる「北前船交易」です。
北海道唯一の城下町・松前。かつての城跡には京阪地方より北前船に載せられ持ち込まれた桜が茂り始めます。四月は残雪の季節、五月になってようやく花開きそんな桜とともに、関西式の桜餅も同時に定着したのではないかと言われています。
そもそものそれぞれの桜餅の名前の由来ですが、「道明寺」とは大阪に実在するお寺の名前で、道明寺粉は道明寺ではじめて作られたといわれており、当時は献上品とするほど貴重なものだったそうです。
戦国時代から大阪の道明寺で保存食として食べられていた道明寺粉を使っているからと言われています。
では関東風の桜餅はというと、小麦粉を水でのばして薄く焼かれた生地で小豆餡を包んだタイプが関東風として知られていて、その発祥から「長命寺」とも呼ばれています。
発祥とされているのは江戸時代(177年)、隅田川沿いにある長命寺の門番だった山本新六が、桜の葉を塩漬けにし、薄い皮で包んだ餡に巻きつけたものを門前で売り出したのが始まりとか・・・。
皆さんは、どちらの桜餅が好みでしょうか?また、桜の葉っぱは食べる派?取ってしまう派?
どちらにせよ、甘くて美味しい桜餅・・・。まだまだ堪能したいと思います😋